【外壁塗装30坪の費用相場】適正見積りを貰う3つのテクニック

著者情報
過去に15年間外壁塗装やリフォームの営業経験がある西野りょうです。
私は大手ハウスメーカーのリフォーム部門で働いていました。お家を長く保つアドバイスを、分かりやすくお伝えします。
- 自宅の外壁塗装って、一体どのタイミングでやればいいのだろう…
- そろそろ外壁塗装の時期だけど、どのぐらいの金額が必要かわからない…
- 外壁塗装の依頼をするにしても、業者が多すぎてどこが良いのかわからない…
これらは、私がリフォーム会社の営業をしていた頃に、外壁塗装の必要性に悩むお客様から受けた代表的な相談内容です。
そこで今回は、外壁塗装にかかる費用相場を30坪の住宅を基準に紹介していきます。
また、外壁塗装の適正なタイミングや、工事業者選びで最も重要なポイントも特別にお伝えしますので、ぜひ最後まで読んでみてください!
外壁塗装30坪の費用相場ってどのくらい?
坪数(延坪) | 塗装面積(㎡) | 費用相場 |
---|---|---|
10坪 | 40㎡ | 約20~40万円 |
20坪 | 79㎡ | 約40~70万円 |
30坪 | 119㎡ | 約70~90万円 |
40坪 | 158㎡ | 約90~130万円 |
50坪 | 198㎡ | 約100~160万円 |
60坪 | 238㎡ | 約120~200万円 |
70坪 | 277㎡ | 約140~230万円 |
100坪 | 396㎡ | 約200~320万円 |
この数字を見たお客様の多くは、「同じ塗装面積の工事なのに、どうしてこんなに開きが出るのか?」と感じることかと思います。
外壁塗装の工事費用というのは、以下の内訳の各単価に塗装面積をかけて算出されるのが一般的です。
- 足場代
- 高圧洗浄
- 養生
- 飛散防止ネット
- シーリング
- 塗装代(シリコン系)
そのため例えば、自社で足場設置もおこなえる企業の場合、この作業を外部の職人に委託する業者と比べて足場代を安くおさえられる可能性もあります。
また、塗料についても、業者によって提携メーカーや取扱商品が異なる傾向があるため、外壁塗装の相場は塗装面積だけで単純比較できるものではないのです。
テクニック1 まずは、自宅の料金相場を調べよう!
自宅の外壁における料金相場を調べるときには、少なくとも3~5社から相見積もりをとってみるのがおすすめです。
この方法で多くの会社から見積書を集めてみると、その平均値となる数字が費用相場であると判断できます。
また、相見積もりには、塗装代や足場代といった内訳の比較もできるメリットがあります。
そのため例えば、総額としては料金相場よりもかなり安いのに、塗料代だけ極端に高い見積もりがあった場合は、「この塗料に何か特別な機能があるのか?」といった質問を業者側にしてみてもいいでしょう。
ちなみに、外壁塗装工事におけるトラブルは、その70%以上が相見積もりをとらずに1社だけで即決したときに発生しています。
ですから、お客様の方で予算的に余裕があったとしても、悪徳業者などによるトラブルに巻き込まれないためには、必ず3社以上から相見積もりをとって価格や提案内容を比較するのが絶対です。
【おすすめ相見積もりサイト】
・公式/プロヌリ | 外壁塗装の優良業者紹介サービス | pronuri.com
外壁塗装の適正なタイミングは築10年前後
塗料の種類 | 耐用年数 |
---|---|
ウレタン塗料 | 8~10年 |
シリコン塗料 | 10~15年 |
フッ素塗料 | 15~20年 |
外壁塗装をすべきタイミングは、塗料によって異なります。
しかし、リフォーム営業だった私は、多くのお客様に「築10年前後で初回の塗替えをおこなうこと」をおすすめしていました。
この提案をしていた理由は、あまりにも築年数が経って経年劣化が激しくなった場合、下地処理に相場をはるかに超える費用がかかったり、外壁材が要交換となる可能性が高まるからです。
例えば、亀裂の入ったシーリングを長期間放置しておくと、そこから入った雨水によってカビの発生や外壁の歪み、反りなどが起こることがあります。
こうしたトラブルが発生した場合、当然のことながら外壁塗装の適正価格以上のお金がかかってしまうのです。
また、新築住宅を何のメンテナンスもせずに15年~20年放置しておけば、雨樋や給排水管、瓦、屋根などにもトラブルが生じやすくなるでしょう。
これらのトラブルが一気に発生すれば、その年にかかるお客様の費用負担は莫大になると思います。
テクニック2 塗装費用を抑えるために適正タイミングに工事をする
10年前後のタイミングでおこなう外壁塗装は、工事にかかる費用をおさえる良策でもあります。
また、著しい経年劣化が生じる前に塗装などのメンテンスをおこなえば、大事な自宅を良い状態で長持ちさせやすくなるでしょう。
ちなみに塗装工事は、比較的すごしやすい春頃(3~5月)と秋頃(10~11月)がおすすめです。しかし業者にとって繁忙期となるこの季節は、見積もり金額が上がりやすい傾向があります。
ですから、なるべく安い値段で工事を終わらせるためには、外壁塗装にはあまり適さないと言われる雨季(6~7月)や冬季(12~2月)に見積り依頼するのも費用を安く抑える秘訣です。
飛び込み営業マンによる見積もりに騙されるな!
お客様自身がおこなう相見積もりには、近年の外壁塗装市場で問題視されている飛び込み営業マンによる以下のトラブルを防ぐメリットもあります。
- そもそも外壁塗装の知識がない営業マンに流されてしまう
- 塗装が不必要な時期に工事をされてしまう
- 適正とは言い難い高額な費用を請求されてしまう
- 手抜き工事によって作業のやり直しが発生する など
ここで注意したいのは、飛び込み営業をしている全ての業者が悪いというわけではないことです。
しかし、先述のとおり塗装の相場や適正タイミングを知らない人の場合、「自分はリフォーム会社の営業マンです!」と名乗られれば、その相手の話を信じて契約をしてしまう可能性もでてきます。
また、お客様自身が相見積もりをしていない段階では、悪質な営業マンの出した「限定価格」や「割引価格」などの言葉に騙される可能性もでてくることでしょう。
テクニック3 信頼できる業者は自分で見つける!
こうした営業マンの罠に引っかからないためには、業者選びの際に以下3つのポイントを守ることが重要です。
- 相見積もりを終えるまで返事をしない
- 飛び込みよりも自ら問い合わせをするのが理想
- 見積もり金額だけでなく担当者の姿勢や対応も比較する
外壁塗装の依頼は、職人さんがおこなう塗装工事というサービスの購入です。
そのため、工事業者の比較をするときには、単純な価格だけでなく「トータルサービスとして満足できそうか?」のチェックも必要となってきます。
また、手抜き工事によってトラブルが生じるリスクを考えると、お客様の不安や疑問に真摯に寄り添ってくれる業者を選ぶのが理想となるでしょう
初めてでも簡単に外壁塗装の相見積もりをとる方法はある?
信頼できる外壁塗装の業者探しには、全国で評判の優良塗装業者が参加している「プロヌリ」の活用がおすすめです。
このサービスは、お客様からの問い合わせをきかっけに状況ヒアリングや塗装会社の選定を始めるシステムとなっています。
ですから、想定外のタイミングでやってくる飛び込み営業のように、お客様が相手のペースに流されることはありません。
また、優良業者が最大4社紹介されるプロヌリ使えば、見積もり金額だけでなく担当者の姿勢や信頼性といった幅広い視点で、お客様が主体的に相見積もりを進められると思います。
公式サイト:https://pronuri.com/