外壁塗装は建物の内部腐食を防ぐ
マンションの耐用年数は、その建物を組み立てているのに使用している部品や設計にもよりますが、強固な外壁塗装を施しているかというのも非常に重要な要素です。
外壁塗装は、外気や雨水などの外的刺激から365日24時間体制で建物を守ってくれています。
この外壁塗装が剥がれ落ちて行くと、建物は外的刺激から無防備な状態となってしまい、みるみる湿気や雨水が建物内部に侵入してきて木材の内部を腐食していってしまいます。
建物は、内部の腐食が始まってしまったら、すぐに建物の傾きやヒビが発生するようになってしまいます。
外壁塗装は、その状態を防ぐためにとても重要な工事なのです。
隙間風の発生を抑える
外壁塗装をしっかり施しておくと、建物は内部からの腐食が起こりにくくなるため、建物の傾きやヒビなどの劣化が発生しません。
これら“傾き”や“ヒビ”等が発生すると建物内部に隙間ができ、内部の空気が外に常に漏れてしまう状態となってしまいます。
こういった状態は断熱性が弱まるといった事の他に、室内の冷暖房の効果も弱まってしまうという事にもなりますので、電気の使用量が増えてしまう事を意味しています。
つまり、建物の内部腐食が進行してしまうと、建物の耐久力が低下すると同時に電気代も必要以上にかかってしまう状態となってしまうのです。
ちゃんとした状態の外壁塗装の維持は、節電にも繋がる行為なのです。
遮熱塗装の省エネ効果
外壁塗装は節電にも繋がると書きましたが、実際に節電と省エネ効果を目的とした外壁塗装の方法として『遮熱塗装』というものがあります。
これは、従来の外壁塗装に使用される塗料とは別の“赤外線を反射させて熱を溜めこまない”ように改良された塗料を使用した塗装法で、これを行なう事で建物の表面温度を下げ、それに伴って室内温度も上がらないという効果を生みます。
この『遮熱塗装』を施せば、より効果の高い節電・省エネ効果が期待出来るのです。